秋の夜長に。
中村先生のこちら。
女性の悩みはいつの世も 美のことだったり
子どもを亡くしたこと、夫の暴力、女性の地位が低かったことなど。
2600年前に、女性に意思や意見を持てたことは、仏教のすごいところである!! !
女性の出家が簡単ではなかった(本気じゃなきゃ)、修業は厳しいものだったに違いないと想像する。尼僧ひとりひとりの、出家に至った理由がすごすぎる。
先に、テーラーガータ―を読んで
同じフレーズが続いて、ちょっと古臭い言い回しだとか
これが経典なの?と思うほど、男性が情欲を、抑えるのは
尼僧が男から逃げたい、自由になりたいのと反比例な告白なんかもあり
不謹慎にも笑っちゃうところがありました。ごめんなさい。
読み比べて、興味深いのは尼僧の告白です。
以前、YouTubeで日本テーラワーダ仏教協会のスマナサーラ長老が、
恋愛相談か、ストーカーの事で、経典を引用してのお説法。
スパー尼が、出家したのにしつこく付きまとってくる男に
「私のどこが好きなのか?」と聞く。
男は「つぶらな瞳だ」と答えてスパー尼は目玉をくり抜いて
男に渡して、やっと男をあきらめさせた話は、本当に経典の中に綴られていた。
尼僧たちの苦悩の深さが並々ならないのと、解脱、解脱、解脱オンパレード。
世俗でさんざん苦しみ抜いたので、修業はむしろ自由な身に思えたのだろうか。
岩波文庫の、中村先生の著書は
全部読みたいと思う。
生きとし生けるものが幸せでありますように。