母がまた、不安定に
朝の8時に母が入所している施設から電話がありました。
母は最近、不安定な様子だとは聞いておりましたが
昨夜にベッドから自分で移動しようとして、うまく行かず
床に座り込んでいたところを
同じ部屋の方のナースコールと巡回のスタッフさんに
助けられてけがはなかったそうですが、
詳しく母の様子を聞くと、母のわがままが原因のようです。
「私物を取りに家に帰りたい。。。」
スタッフの方や、同部屋の方にご心配やご迷惑をかけており
家族はこんな時、謝る以外、何もできません。
母の事は一旦、置いておく
まず、電話でスタッフさんに謝罪とお礼をきちんと伝え
私は冷静さを取り戻さなければ!
なぜ、母は施設での暮らしに慣れて、落ち着いてくれないのか。
慈悲の瞑想や、スマナサーラ長老の本や、励ましの手紙を送り続けていても、
母には「かたち」しか届けられなかったのでしょうか。
と!どうどうめぐりの思考パターンに陥りそうになったので、
にわかに、大掃除をはじめました。
仏壇コーナー
掃除場所はどこでも良かったのですが、リビングから。
作業に没頭すると、母への心配から離れられます。
母は自分で自身の心を調えられない限り
私が考えてどうなるものでもないですね。
ならば掃除をする方がよほど精神衛生上よろしい。
作業中に、アイデアが浮かんできたり、
他にやりたい事や、やるべきことが見つかったりします。
今回は、自分の寝室に小さな「仏壇コーナー」を作ろうと思ったわけです。
パソコン机を改良して、三具足をおいて、お供えができる場所を作るんです。
パソコン机に収納しているものを、
一旦は「何もない空間」にするのは、少々頭をひねったり、
「どんな仏具がいいかな?」などと、より具体的なことを考えるようになり
母の感情の事でモヤモヤしているよりもいいのです。
私がもっと建設的な言葉がけができるようになるか、
あるいは母には何も期待せずに、ただ優しい言葉をかけられるようになったら
また励ましの手紙を書くつもりです。
一日中、不要品を片っ端から出して、
とにかく仏壇コーナーのスペースを確保しようと、
動き回り。ちょっと疲れましたが明日も続きをやります。
多少、気合を入れないとコンプリートできそうもないので、
短歌を書く短冊に、
「リビングを徹底的に片付ける」
「お供えコーナーを作る」の2本、目標を書きました。
掃除の後の清々しさと、目標達成した時の
あのささやかな自由な気分は、何にも代えがたいことでしょう。
生きとし生けるものが幸せでありますように。